語り継ぎたいシーズン、色あせてほしくない1年がある。
2015-16プレミアリーグを制した降格候補レスター・シティ、優勝オッズ5001倍の彼らが頂点に立った奇跡の戦い。
そこに日本代表FW岡崎慎司がいたことを、みなさん覚えているだろうか。
少ない人件費と優秀なスカウトでかき集めた、適材適所の442.
アルジェリア代表リヤド・マフレズ、後のフランス代表エンゴロ・カンテ、後のイングランド代表ジェイミー・ヴァーディ、そして日本代表シンジ・オカザキ。
彼らはなぜ優勝候補をおしのけて王者になれたのか、岡崎慎司はなぜ最高峰の舞台に立てたのか。
波乱に満ちたシーズン、おくれてきた切り札エデン・アザール、岡崎にしかない貪欲なメンタル、タイトルを取ってより強くなった悔しさ。
激動の1年を、改めて振り返る―――